天才時計師?フランク三浦の勝訴に思うこと

パロディ商品と偽物との違いって何?

これって・・・・

思わず笑った人も多いと思いますが、スイスの高級腕時計「フランク・ミュラー」のパロディ商品、その名もズバリ「フランク三浦」(笑)

出典:フランク三浦公式サイトおよびフランク・ミュラー公式サイト

 

さすが大阪商人!?

大丈夫かな?と思っていたその矢先、案の定フランク・ミュラー側が「フランク三浦」の商標登録を無効として特許庁に提訴したんですね~。

 特許庁は2015年、「全体の語感が似ており紛らわしい」として商標登録無効の審決をしましたが、結果的には知財高裁は、文字商標としての外観が全然違うという理由で「フランク三浦」と「フランク・ミュラー」は商標として非類似と判断しました。(無効審決の取り消し)

 不正競争防止法については、まだアクションは起こされていませんが、そもそも真似されて誰が損害を受けるのかということです。

 新聞によれば、「知財高裁は”三浦”が日本人を連想させることや、フランク・ミュラーの腕時計の多くが100万円超であるのに対し、”フランク三浦”は4,000~6,000円である点などから”混同は考えられない”と結論付けた」とありますが、消費者はもちろん、フランク・ミュラーもまさか「フランク三浦」によって打撃を受けたとは考えにくいですよね!?

 調べてみると、「フランク三浦」は気持ちいいくらいにパロディ商品であることを自虐?も含めて説明しています。

 ありえへん保証書の一部を抜粋  ※ピーが入りそうな不適切な表現は削除

◆外装/裏ブタやベルトの傷などは当たり前のように付いておりますが・・・

◆防水/基本的に全て完璧な「非」防水です。空気中の水分にすら耐えられません!?

◆精度/時間は携帯電話、スマートフォン、駅の時計などでお確かめ下さい???

 せめて時計として使えるくらいの基本機能は備えましょうよと言いたいですね(笑)

 パロディ商品は、本物に似せて作っているものの、そこには冗談やお笑いの要素が入っています。本物と間違えて購入という意図は基本的にはなく、購入する側も本物でないことはわかったうえで楽しむものだといえるでしょう。

 真似されるのは一流の証しです。

芸能人なら、マネしてくれてバンザイ~ですけどね!(^^)!

 今回は、ジョークが通じずに本気で怒ってしまったということなのでしょうか(>_<)

「おちゃらけ」を許せない老舗ブランドのプライドなのかもしれないですね。